５・１４全日建争議支援行動

　解雇理由は「関生支部組合員だから」！？そんな首切り企業の違法な「組合つぶし」を許さない！今後も現場で「労働者の闘い」を示そう

　歴史ある奈良の生コン業界で業界再建に尽力した労組や働く仲間を瞬く間に裏切り次々と労働者を違法解雇した。恩義なき企業の名は業界の歴史に刻まれた

　５月１４日、連帯ユニオン関東・静岡・東海・新潟・近トラ・ゼネラルの各支部など全国の仲間が関西に結集。関生支部の組合員と共に「Ａ生コン、Ｎ社・Ｋ運輸、Ｙ生コンによる不当解雇に対して、抗議行動を展開した。結集した仲間は、生コン工場の周りで、旗・のぼり・横断幕を掲げて「関生支部の組合員であることを理由とした不当解雇」の撤回と、解雇した組合員と労働組合への謝罪を求めて抗議の声をあげた。

　A生コン社では、会社側がこの抗議行動を排除するために警察官を呼んだが、憲法・労働組合法で保障されている争議権の行使に警察官は傍観するだけで、会社側の目論見は外れた。Ｎ社・Ｋ運輸の社前では、不当解雇された組合員と奈良ブロックの仲間が合流し、抗議行動を展開。結集した仲間が怒りをこめたシュプレヒコールを行った。Ａ生コン社と同様に会社が呼んだ警察官は当然何もできず、会社側の思惑は外れた。そもそも、組合員であることを理由とした解雇は、労働組合法で会社が禁止されている不当労働行為だ。本来ならば、警察は会社側の違法行為を取り締まるのが筋だ。今後はさらに不当労働行為企業の厳罰化を求める闘いが必要だ。

　Y生コンでは、労働組合つぶしの発端である大阪広域生コン協組メンバーが会社の門前に陣取っていた。結集した仲間は、会社の悪質で卑劣な姿を実際に確認した。関生支部は、全国から支援に駆けつけてくれた仲間に、元気と勇気をいただき、心より感謝する。この行動で得た成果を繋げて、今後も新たな山場を設定することを約束する。

　　【　くさり６月号より　】